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【サカイケイタ個展】
タイトル|THE LINE
会 期|2024年1月5日(金)〜1月7日(日)
開館時間|12:00 - 18:00(最終日17:00まで)
料 金|入場無料,予約不要
会 場|Nami gallery
本作は、模様を題材に視知覚におけるエラー性(秩序)をテーマに制作している。都市に点在する記号を反復することで、都市記号を「生の模様」として提示している(動物が自然淘汰的に獲得した模様に着目し、広い意味での動物のコミュニケーションとそれに関する表象について言及する)。LINEシリーズでは自然環境と人造環境に混乱を引き起こすまたは周囲の環境に溶け込むように見せかけるメディア(擬態模様等)を扱い、“模様性”を通して人間の認知の曖昧さがどのような原理で視覚を成り立たせているのか、見ることとは何なのか?について疑問を投げかける。
* * *
私たちは日常、無数の記号やサインに囲まれて生活していますが、これらは単なる情報の伝達手段ではありません。これらのサインや記号には深い意味が秘められており、私たちの認知や行動に大きな影響を及ぼしています。たとえば、シマウマの縞模様。この縞模様は、単なる模様として存在するのではなく、シマウマ自身が環境(カオス)を生き抜くために進化してきました。このような自然界の模様や色は、生物にとっての生存戦略としての役割を果たしています。都市のサインや記号も、生物の模様や色と同じように、私たちの認知や行動に影響を及ぼすメディアとして存在しています。人造界と自然界を横断する記号(=もの)を「生の模様」として解釈した時、「あなた」と「わたし」の間にもたらされる認知の境界は常に揺らぎ、複雑化しつつで秩序(=模様)を形成するでしょう。
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